チャップリン頌

ものが見えない者たちに見えるようにしてやるということがいつも話題にされる。これはむずかしいことだ。それにもし、かれらが何も見えないことのほうを好むとすれば、そんなことをしていったい何の役に立とうか!眼が見えるものたちがもう見飽きてしまったと認めているというのに、かれらは幾世紀来、眼下にあるものが何であるかまだ気付いたことが無いのだ。
エリー・フォール