2004-01-01から1年間の記事一覧

シチリア!

ストローブ=ユイレ シチリアで小津を思う。 大分前にぺドロ・コスタの特集上映でこの映画の編集をしているストローブ・ユイレのドキュメンタリーを見ていたことも有り、不思議な感覚であった。冒頭歌声からこの映画ははじまる。歌。ストローブ・ユイレの映…

今東京写真美術館で行われている企画展「明日を夢見て」はアメリカの20世紀前半の写真を集めたものです。 ルイス・ハイン、ジェイコブ・リース、ベレニス・アボット、ドロシア・ラング、ウォーカー・エウ゛ァンス、ベン・シャーン、フォトリーグといった面…

アンティゴネー

ストローブ=ユイレ 昨日はセザンヌをみて今日はアンティゴネーをみてきた。 セザンヌはもちろん画家のセザンヌ。サントウ゛ィクトワール山。この映画でもサントウ゛ィクトワール山の映像はもちろんでてくるのだが、控えめで、それよりもセザンヌの写真を赤…

ティルマンズの写真とレイヤーについて

ティルマンズの写真にみられるレイヤーについて 脱ぎ捨てられた洋服の重なり、また写真の上からわざと印画紙を感光させたような写真、窓ガラス越しの写真。 レイヤー、層。層は普通に表面だけ見た限りでは一番上の層しか見る事ができないので、それを層と認…

ウォルフガング・ティルマンズ

今日はオペラシティギャラリーでウォルフガング・ティルマンズの展覧会を見てきた。広いギャラリースペースでいつものごとく多くの写真を配置している。サイズも街の現像屋にだすとあがってくるようなL版サイズのものから幅数メートルもあるインクジェットプ…

ストローブ=ユイレ続き

引き続きストローブ=ユイレについて 違和ー異和感の導入について映画、その他の形式についても同様だが、なにかを表象するとなると、映画、写真などの形式においては特に対象の記録→再現の過程を経るものになる。しかしそこで記録し再現された対象を見るも…

ストローブ=ユイレ

今日はストローブ=ユイレの映画を見た。 マホルカ=ムフ。妥協せざる人々。花嫁、女優、そしてヒモ。オトン。4本。 フランス、ドイツ、イタリアと様々なところで映画を製作してきた監督。最初の3本の映画はドイツで製作、言語もドイツ語、オトンはイタリア…

昨日カリフラワーズのライブへ行った。オーティス・レディングとジェームス・ブラウンを足して2で割らない感じのバンド。そこのドラムが昨日のライブでもってバンドを辞めるということでお客さんも多くはいり、大いに盛り上がった。 ドラムだといっているの…

六本木ヒルズ

昨日仕事で六本木に行って来た。六本木にいくと毎回森タワーが目に入り不快な思いをしてしまう。あのmasssiveなビルはどうも生理的に受け付けない。こぞってあそこに行く人の気が知れない。のは私だけでしょうか。他にもいるはずと思うのだが。ということで…

過剰なものなどなく、不足なものもない

釣り人が自分の釣り竿になにが引っ掛かってるか釣り上げるまでわからないのと同様に、自分がなにを捕らえようとしているのかわからずにいること(魚はどこからともなく上がってくる)

画家の目を持つこと 画家は見ることによって創造する

美しい写真、美しい映像などない 必要な映像と写真があるのみ。

教訓 求めることなく見つけること を実践せよ

自然さに欠けることがないと自然ではない シャトーブリアン

重要なのは人が私に見せるものではなく、私から隠しているものであり、その人自身が自分の中に有ると思っていないことである。

などなど つづく シネマトグラフ覚書―映画監督のノート

外面から中面へ動くこと(俳優とは内側から外側へ動くもの) ☆注 この本ではブレッソンは一貫していわゆる職業俳優を否定しています。

監督 誰かを監督するのではなく、自分自身を監督すること

これは有名なフレーズ。

ロベール・ブレッソン

前回のワイズマンの続き 最後に触れたロベール・ブレッソンについてながらく絶版となっているブレッソンの「シネマトグラフ覚書」の日本語訳 ゴダールなどもたびたび参照している本ですが、英語訳を手に入れたので、少し訳出してみました。 仏語→英語→日本語…

フレデリック・ワイズマン

アテネフランセで行われていたフレデリックワイズマン映画祭が今日で終わりました アメリカのドキュメンタリー作家で 作品のタイトルを羅列してみると チチカットフォーリーズ 高校 法と秩序 病院 少年裁判所 霊長類 福祉 肉 シナイ半島監視団 軍事演習 モデ…