2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

シチリア!

ストローブ=ユイレ シチリアで小津を思う。 大分前にぺドロ・コスタの特集上映でこの映画の編集をしているストローブ・ユイレのドキュメンタリーを見ていたことも有り、不思議な感覚であった。冒頭歌声からこの映画ははじまる。歌。ストローブ・ユイレの映…

今東京写真美術館で行われている企画展「明日を夢見て」はアメリカの20世紀前半の写真を集めたものです。 ルイス・ハイン、ジェイコブ・リース、ベレニス・アボット、ドロシア・ラング、ウォーカー・エウ゛ァンス、ベン・シャーン、フォトリーグといった面…

アンティゴネー

ストローブ=ユイレ 昨日はセザンヌをみて今日はアンティゴネーをみてきた。 セザンヌはもちろん画家のセザンヌ。サントウ゛ィクトワール山。この映画でもサントウ゛ィクトワール山の映像はもちろんでてくるのだが、控えめで、それよりもセザンヌの写真を赤…

ティルマンズの写真とレイヤーについて

ティルマンズの写真にみられるレイヤーについて 脱ぎ捨てられた洋服の重なり、また写真の上からわざと印画紙を感光させたような写真、窓ガラス越しの写真。 レイヤー、層。層は普通に表面だけ見た限りでは一番上の層しか見る事ができないので、それを層と認…

ウォルフガング・ティルマンズ

今日はオペラシティギャラリーでウォルフガング・ティルマンズの展覧会を見てきた。広いギャラリースペースでいつものごとく多くの写真を配置している。サイズも街の現像屋にだすとあがってくるようなL版サイズのものから幅数メートルもあるインクジェットプ…

ストローブ=ユイレ続き

引き続きストローブ=ユイレについて 違和ー異和感の導入について映画、その他の形式についても同様だが、なにかを表象するとなると、映画、写真などの形式においては特に対象の記録→再現の過程を経るものになる。しかしそこで記録し再現された対象を見るも…

ストローブ=ユイレ

今日はストローブ=ユイレの映画を見た。 マホルカ=ムフ。妥協せざる人々。花嫁、女優、そしてヒモ。オトン。4本。 フランス、ドイツ、イタリアと様々なところで映画を製作してきた監督。最初の3本の映画はドイツで製作、言語もドイツ語、オトンはイタリア…