2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

馬鹿

先日ストローブ=ユイレの映画を見たついでに早速ジョアシャン・ガスケ著の「セザンヌ」求龍堂 興謝野文子訳 を購入した。セザンヌ・私の方法は、ほかに持ったためしはありませんけども、想像力を嫌うことです。私は馬鹿に徹したい。

スパイ

昨日スパイ映画を見た。ロシア映画。ロシアより愛を込めてではなく、「諜報員」ボリス・バルネット。ロシア映画ではあるが、まるでハリウッド映画。室内照明なども同時代のハリウッド映画そのもの。スパイ映画ではありますが、女性との別れから始まり、女性…

古きものと新しきもの3

今年もすでに一か月が過ぎようとしているときに去年死んだ人々について思いを馳せてみる。 richard avedon リチャード・アヴェドン henri cartie-bresson アンリ・カルティエーブレッソン jean rouch ジャン・ルーシュ 他にも多数。 今世紀に入って4年経ち…

古きものと新しきもの2

ソロモンは言ふ、「日の下には新しきものあらざるなり。」それ故プラトンの想像せし如く、「全ての知識は追憶に他ならず。」故にソロモンもまた説を述べて言ふ。「全て新奇なるものは忘却に他ならず」と。 フランシス・ベーコン「エッセイズ」

古きものと新しきもの

エイゼンシュタインの「全線」を見た。ソ連社会主義のプロパガンダ映画として撮られた跡も見られるのだが、全くの娯楽映画として楽しめた。牛の洪水。これほど牛のあふれる映画を見たのは初めてだった。また出てくる誰も彼もが強烈ないい顔をしていてああ、…

ガスケ

昨日日仏学院でストローブ=ユイレの最新作「ルーブル訪問」を見る。英語の字幕付きだったはずが、当日いってみると受付で「今日は字幕無しになりました、どうしますか?」と聞かれ「問題ないです。」と即答し本のコピーを渡される。その資料はジョアシャン…

リプ

ギャラリーアーキペラゴで上映するリプチンスキーについての評論を紹介。まずはウンベルト・エーコーによるズビグニエフ リプチンスキーのよる映画 「オーケストラ」 では、ショパンの葬送曲が、順々にあらわれてくるグロテスクな人物像とともに「見せられる…

モノクロ ものぐさ

今日はギャラリーの店番 現在ギャラリーのメムバーのF氏の展覧会 モノクロの写真。僕自身は、モノクロの写真を暗闇のなか現像液で現像するということが正直面倒でここ最近はご無沙汰だ。それでも自分の部屋にはまだ大きな引伸し機があり、未現像のモノクロフ…

リプチンスキー

今日はM氏と2/5に開催予定のイベントの打ち合わせ 我がギャラリーアーキペラゴでの上映会。M氏はポーランド事情の専門家であり、リプチンスキーとはポーランド人の映像作家、現在はアメリカで活動中。今日は上映予定の彼の作品を何本かみた。1970代初期…