まちゅーばーにー

一昨日、金沢21世紀美術館マシュー・バーニー展を見た。拘束のドローイング、今回は日本をテーマにした作品もあり、作品に日本人の顔がちらほら。まずは、写真、動画、立体、ドローイングとおよそ現在の美術と呼ばれるものに用いられる範疇全てを網羅し、その大きさに驚いた。大きさというのは、作品の物理的な大きさもそうだが、いわるゆ規模の大きさも。そうかと思えば、トランポリンでジャンプしながら天井に絵を描くといった自分のアトリエ内で完結できるプライベートなものもある。
日本をテーマにした作品はどうも日本のアニメのイメージがみえたり、茶道やらをテーマにするところが、典型的な外国人の見た日本像の枠を超えておらず、気持ち悪かった。すべての作品に子供向けの解説がついているのだが、大きな立体作品なんかは確かに子供っぽい作品かもなと感じた。この日来ているお客さんはこういうのが好きそうな若者が多かったのだが、中には小学生くらいの子供もいて、作品よりその子供の反応が気になってしかたなかった。割と真剣な面持ちでみてました。